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2015年8月30日日曜日

英会話上達のためのトレーニング法


「英語でコミュニケーションが取れる」ということは、研究者にとって欠くことのできない能力の一つです。しかしながら、我々、日本人にとって、外国の研究者と英語でコミュニケーションをとるということは、そう容易いことではありません。

ここでは、私が英会話スキル向上のために行った2つ方法について紹介します。
研究者を志す読者の皆さんの参考になれば幸いです。



英会話練習法その1.英語ニュースのリスニング&シャドウィング

相手との英会話が成立するためには、「相手の英語を理解すること」と「相手が理解できる英語を話す(発音する)」ことが必要不可欠です。この二つの能力を伸ばすために、私は英語のニュースを聴き(リスニング)、さらに音声に合わせて発音する(シャドウィング)練習法を行いました。


リスニングとは、言わずもがな、英語のニュースを耳で聴くことです。このリスニングで、相手の英語を聴いて理解する能力が伸ばせるはずです。
シャドウィングとは、聞きなれない言葉かもしれませんが、英語の音声を聞いたら即座にその音声をオウム返しする練習法です。英語を聞き取り、即座にその英語を反復することで、「英語を聴く能力」に加えて「英語を話す(発音する)能力」も向上できるはずです。

私の場合は、VOA Learning English (https://www.youtube.com/user/VOALearningEnglish) の3分程度の動画(Educational report, Technological report, Health reportなどから)を用いて上記のリスニング&シャドウィングを行いました。具体的には、次のような流れで一つの動画(3分程度)を10回使います。

英会話練習の流れ

1回目: 英文を見ずに、音声のみを聴いて、ニュースの理解に挑戦する。
2回目: 英文を見つつ(分からない単語を調べつつ)、もう一度ニュースを聴き理解する。
3,4回目: 英文を見つつ、音声と同時に英文を読み上げる。この時、英文の真似をしながら発音をすると、より自然な英語の発音が身に付く。
5-10回目: 可能な限り、英文を見ずに、音声のみを聴いて英文をオウム返しする。英文を見ないと厳しい場合は、英文を見てもよいが、8-10回目くらいには、文章を見ずにシャドウィングができるとよい。



英会話練習法その2.オンライン英会話

「英語練習法その1.の英語ニュースのリスニング&シャドウィング」では、「相手の英語を理解する能力」と「相手が理解できる英語を発音する能力」が培われますが、実際の会話では、「自分の考えを自分の英語で発言する能力」も重要となってきます。この能力は、決まった(与えられた)英文のトレーニングを繰り返す「その1の練習法」では、なかなか身に着けることはできません。

この「自分の考えを自分の英語で発言する能力」を鍛えるためには、実際に英会話をするという方法以外に練習法は無いように思います。しかしながら、日本に暮らしている日本人にとって、実際に英会話をする機会はあまりないように思います。そこで、この英会話の機会を増やすために、私は「オンライン英会話」 に挑戦しました!

当然のことですが、英会話の能力は英会話を実際に行うことで劇的に向上します(英会話をせずに英会話能力を向上させるのは至難の業)。 実際に、このオンライン英会話は、私の英語力向上に大きく貢献してくれました。この練習法のおかげで、外国人共同研究者に、「内緒だけど、君のBossより君の英語の方がgoodだよ」 と褒められる?にまで至りました。

オンライン英会話にも色々と種類があるのですが私は「DMM英会話」の毎日2レッスン(25分×2回)プランを用いて、毎日、英会話に励んでいます。残念がら、私は他のオンライン英会話を利用したことがないので比較のアドバイスなどはできないので、他のサービスについては、皆さんで調べてもらえると幸いです。

最後に:「継続は力なり」

上で二つの英会話練習法を紹介しましたが、英会話スキル向上のために重要なことは、"継続すること"です。どんな練習法でも、2,3日で急激に英会話スキルが向上することはありません。一カ月、二か月、と練習を繰り返していくことで、徐々に、しかし確実に能力が向上していくのです。そのことを忘れずに、日々、英会話の練習に励んでいってください。
英語が話せるようになると、世界が大きく広がります!頑張ってください!

2013年11月6日水曜日

小さい頃からの英語学習は必要か?

院生にもなると、それなりに英語を使う機会も増えてくるのですが、なかなか難しいですね。英語。

最近は、国際化が叫ばれ、やれ国際的だとか、やれインターナショナルだとか言われて、英語を身につけなければならないとう雰囲気になってきたような気がします。

確かに、昔以上に今は英語を使わなければならない機会が増えたのかもしれませんし、今よりも未来にはもっとその機会が増えるのかもしれません。
そんな時折、英語の能力の必要性が声高に叫ばれるのは、当然なのかもしれません。

しかし、ここで私はあえて言いたいと思います。
小さい時から、英語の学習を始めさせて、英語を身につけさせることが、それほど重要では内容に思うのです。もちろん、話せないよりも話せた方がよいに決まっているのですが、重要なことはいつだって、「何語で話すか」ではなく、「何を話すか」なのです。

英語が必要となる場面というのは、外国の方と時に協力し、時に競争するようになったときだと思うのです。有り体に言えば、世界をまたにかけて働くようになった時に、初めて英語が必要となるのだと思います。

なんだかでかいことを言っているように聞こえるかもしれませんが、これがグローバル化です。
むかしは、世界をまたにかけて働くなんて、超一流の人たち、例えばオリンピック選手たちだったのでしょう。

しかしながら今日では、交通・通信技術の発達によって、人や情報が容易に世界中を行き来出るようになり、世界をまたにかけて働く人の数が多く、そして敷居が低くなったのです。
かく言う私の場合も、研究活動のために世界をまたにかけて働き、そして英語が必要となるわけです。

これからグローバル化が進んで、重要となるのは英語を話せる人ではなく、世界と戦って、あるいは協力して何かを成し遂げることの出来る人なのです。「何語で話すか」ではなく、「何を話すか」なのです。


長くなったので、この辺で今日は終わりとしましょう。
近いうちに、どうやって世界と戦い・協力していくのかという事も、話してみたいと思います。

明日も、頑張って行きましょう!

2013年10月30日水曜日

英語力の分類

大学院生になって研究を始めると、論文を読む・書く、国際会議で発表を聞く・話すと英語力が必要となる場面が増えてきます。

大学院へ進学する頃には、おおざっぱに数えて、中学で3年間、高校で3年間、大学で1年間と計7年間(もちろん人によります)も英語を勉強します。しかしながら、これだけで英語を身につけるのはなかなか難しいのが現状であると思います。
実際に、私の周りの大学院生も、修士課程1年の学生は、なかなか英語の読み書き、あるいはコミュニケーションには苦労しているようです。

多くの大学院生はこの英語力の足りなさに焦り、英語力の向上を心に誓います。

 さて、英語力とは何でしょうか?
英語力を伸ばすためには、英語力とは何なのかを理解する必要があります。

英語力は次の4つの能力からなります。
1. 英語を読む力  (Reading)
2. 英語を書く力   (Writing)
3. 英語を聞く力   (Listening)
4. 英語を話す力  (Speaking)





1つ目は「英語を読む力 (Reading)」です。研究を行なっていく過程では、論文を読んだり、共同研究者から来たメールを読んだりする場合に必要となる、英文を読んで理解するための能力です。
この能力は、他の3つに比べて、わりと早く必要となります。なぜなら、研究とは、過去の偉人たちの残した人類の知の上に、さらに新たな知を積み重ねていく作業であり、過去に積み重ねられてきた人類の英知を知るためには、過去の論文を読む必要があるからです。

2つ目は「英語を書く力 (Writing)」です。研究成果を論文にまとめたり、共同研究者へメールを出したりするときに必要となる能力です。

3つ目は「英語を聞く力 (Listening)」 です。国際会議やセミナーなどで、発表を聞いて理解するために必要となる能力です。ときなどに必要となる能力です。

4つ目は「英語を話す能力 (Speaking)」 です。この能力は、今度は自分が国際会議やセミナーで発表するときに必要となる能力です。

英語力を身につけるということは、これら4つの力(Reading, Writing, Listening, Speaking)の能力を伸ばしていくことに他なりません。

「自分には、今、どんな能力が足りていなくて、どんな能力が必要なのか?」という問題意識を持つことが英語力向上の第一歩です。
そして、伸ばしたい能力を意識して、トレーニングをすることでより高い効率で英語力を向上していけるでしょう。