2013年11月26日火曜日

教科書・参考書の読み方

研究者(の卵)たるもの、日々、勉学に励むべきででしょう。
しかしながら、どうにも教科書というものは難しい気がします。
頭の良さそうな同期は、スラスラと先に進んでいるように感じてしまう一方で、
自分は理解がそれほど速くなく、なかなか先へ進めない・・・
そう感じている学生はたくさんいると思いますし、多くの人が経験してきた道だと思います。

なぜ教科書をスラスラ読める人とそうでない人がいるのでしょうか?
どうすれば教科書をスラスラ読むことが出来るようになるのでしょうか?
この記事では、そんな教科書・参考書の読み方について考えていきたいと思います。

参考書を読む速さの差の原因

参考書を読む速さに差が生まれる理由の一つに、"前提知識の差"があります。
前もって多くのことを知っていれば知っているほど、参考書を読む速さは増していきます。
これには、大きく2つの理由があります。

1つ目の理由は、その参考書を読み進めるために必要となる前提知識を身につけていることによってスムーズに参考書に書いてあることを理解していくことができるというものです。
例えば、電磁気学の参考書を読んでいる時に、ベクトル解析の関係式を使う場面が多々出てきます。この時、ベクトル解析が何たるかを理解できていなければ、何度も公式を見返したり、意味を考え直したりしなければならず、たくさんの時間がかかってしまいます。

もうひとつの理由は、参考書の内容をすでに前提知識として、ある程度知ってしまっていると、参考書の関連する部分をさらっと読み飛ばしてしまうことができるからです。
つまり、すでに知っていること(既知の事柄)は理解しやすく、まだ知らないことは理解しがたいという至極単純ですね。
 しかし、このもうひとつの理由 が教科書・参考書の効率的な読み方を考える上で重要なのです。

教科書・参考書の読み方

** 続く **

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