2013年10月30日水曜日

英語力の分類

大学院生になって研究を始めると、論文を読む・書く、国際会議で発表を聞く・話すと英語力が必要となる場面が増えてきます。

大学院へ進学する頃には、おおざっぱに数えて、中学で3年間、高校で3年間、大学で1年間と計7年間(もちろん人によります)も英語を勉強します。しかしながら、これだけで英語を身につけるのはなかなか難しいのが現状であると思います。
実際に、私の周りの大学院生も、修士課程1年の学生は、なかなか英語の読み書き、あるいはコミュニケーションには苦労しているようです。

多くの大学院生はこの英語力の足りなさに焦り、英語力の向上を心に誓います。

 さて、英語力とは何でしょうか?
英語力を伸ばすためには、英語力とは何なのかを理解する必要があります。

英語力は次の4つの能力からなります。
1. 英語を読む力  (Reading)
2. 英語を書く力   (Writing)
3. 英語を聞く力   (Listening)
4. 英語を話す力  (Speaking)





1つ目は「英語を読む力 (Reading)」です。研究を行なっていく過程では、論文を読んだり、共同研究者から来たメールを読んだりする場合に必要となる、英文を読んで理解するための能力です。
この能力は、他の3つに比べて、わりと早く必要となります。なぜなら、研究とは、過去の偉人たちの残した人類の知の上に、さらに新たな知を積み重ねていく作業であり、過去に積み重ねられてきた人類の英知を知るためには、過去の論文を読む必要があるからです。

2つ目は「英語を書く力 (Writing)」です。研究成果を論文にまとめたり、共同研究者へメールを出したりするときに必要となる能力です。

3つ目は「英語を聞く力 (Listening)」 です。国際会議やセミナーなどで、発表を聞いて理解するために必要となる能力です。ときなどに必要となる能力です。

4つ目は「英語を話す能力 (Speaking)」 です。この能力は、今度は自分が国際会議やセミナーで発表するときに必要となる能力です。

英語力を身につけるということは、これら4つの力(Reading, Writing, Listening, Speaking)の能力を伸ばしていくことに他なりません。

「自分には、今、どんな能力が足りていなくて、どんな能力が必要なのか?」という問題意識を持つことが英語力向上の第一歩です。
そして、伸ばしたい能力を意識して、トレーニングをすることでより高い効率で英語力を向上していけるでしょう。

 

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